方向:出面、上去、轉頭の読み
粤典の「出面」は ceot1 min2 と ceot1 min6 の両方がある。外は出便・出邊とも書く。轉左に項目はなく、轉頭 zyun3 tau4 は「少しあと」である。
「出面」を to-jyutping に渡すと、返るのは ceot1 min2 だ。粤典はこの音で二つを収める。自分で、または自分の名義で用事を片付けること。そして行為が露わで、動機が一目で分かること。「外」は三つの書き方で、声調が違う。出面 ceot1 min6、出便 ceot1 bin6、出邊 ceot1 bin6。例文は「出面好大雨」。変換器が先に出すのは min2 なので、「ある範囲の外」を聞くときは出便を再生する。
出便
ceot1 bin6
出面
ceot1 min2
轉左、轉右、直行に独立項目はない。to-jyutping は zyun2 zo2、zyun2 jau6、zik6 haang4。粤典で「轉」が回転・周回の動詞なら zyun3。変えたり取り替えたりする形態素なら zyun2 で、配語に轉變、轉移がある。再生の轉左が従うのは後者だ。左 zo2 の形容詞項目は、名詞を修飾するときは通常左面 zo2 min6 で、左を単独ではあまり使わない、と書く。左面の書き方には左邊、左便も並ぶ。同じ zo2 には完了を表す「咗」がある。右面は jau6 min6 で、右邊、右便も並ぶ。直行の行は、粤典「行」の第一義、足で進む haang4 である。
轉左
zyun2 zo2
轉右
zyun2 jau6
直行
zik6 haang4
横は隔籬 gaak3 lei4。説明は字面も書く。垣根を隔てている。隔離は同音の gaak3 lei4 だが動詞で、人や物を孤立させること。配語に隔離營がある。二つの書き方は再生では同じ音になる。道を聞くときは隔籬と書く。
隔籬
gaak3 lei4
邊度は bin1 dou6 で、どの場所かを問い、例に「邊度有廁所」がある。呢度は nei1 dou6 と ni1 dou6 が並び、別の書き方は依度 ji1 dou6。嗰度は go2 dou6、嗰道とも書き、遠くを指す。果度と書くと to-jyutping は gwo2 dou6 を返し、嗰度には合わない。附近は fu6 gan6。例は「請問附近有冇郵局」。對面は deoi3 min6 で、配語に馬路對面と對面海がある。
邊度
bin1 dou6
呢度
nei1 dou6
嗰度
go2 dou6
上去 soeng5 heoi3 の第一義は上へ行くこと。例は、上の階で音がしたので見に行く、という文。同じ項目の第二義は、香港またはマカオから中国大陸へ行くこと。道を聞くときは第一義。誰かが「上去深圳」と言うのを聞いたら第二義である。上嚟に独立項目はなく、to-jyutping は soeng5 lai4。上來と入力すると結果は soeng6 loi4。
落去は二つの項目とも lok6 heoi3。第一は接尾で、動詞のあとについて動作が続くことを表し、例は殴り続ける文。第二は高い所から低い所へ移ることで、例は階下へ新聞を買いに行く文。入面は jap6 min6 で、入邊、入便とも書く。出嚟は ceot1 lai4 と ceot1 lei4 が並ぶ。粤典は方向を、聞き手に近い位置から、聞き手を離れ、話し手に近づく、と書く。
上去
soeng5 heoi3
上嚟
soeng5 lai4
落去
lok6 heoi3
出嚟
ceot1 lai4
轉頭は振り返りと聞こえやすい。粤典の説明は「少しあと」で、読みは zyun3 tau4。後ろには、すぐにする事やすぐに起きる事が続くのが普通だ。方向としては標していない。等陣、一陣と同じ仲間で、時間の語にある。
轉頭
zyun3 tau4
改札を出たあとの乗り換えは乗車。タクシーでトンネルを指定する言い方はタクシー。
出典
粤拼は変換ツールと同じ CanCLID to-jyutping で、音声は音節ごとに一つの mp3 です。粤典と音が違うところは、本文に両方の読みを書いてあります。