昨日:尋日と琴日
粤典は尋日・噚日を cam4、琴日・琴晚を kam4 とする。今年の「年」は nin4 と nin2。出年と舊年の項目は nin2 と書く。
粤典のなかで、昨日は一つの書き方ではない。尋日と噚日は cam4 jat6 で、懶音の cam4 mat6 も並ぶ。琴日と禽日は kam4 jat6、kam4 mat6。四つとも昨日だ。琴日を誤記と呼ぶのは項目と合わない。琴という字の字音が kam4 なので、変換器は琴を見れば k を出す。c の声母が要るなら、尋か噚と書く。
昨夜も同じ分かれ方だ。尋晚と噚晚は cam4 maan5、琴晚は kam4 maan5。再生を尋晚・尋日だけに合わせておくと、聞こえるのは cam4 の組になる。看板やメッセージが実際に琴晚と書いてあれば、kam4 で別に数える。
尋日
cam4 jat6
琴日
kam4 jat6
尋晚
cam4 maan5
「今」も一字ではない。「而家」は ji4 gaa1、「依家」は ji1 gaa1 で、粤典は同じ項目に置き、どちらもこの瞬間を指す。頭先は tau4 sin1。逆の先頭は sin1 tau4 で、少し前という意味だ。啱啱 ngaam1 ngaam1 には二つの意味がある。一つは「ちょうど」で、例はぴったり一年。もう一つは「たった今」で、人が今出て行った、という例がある。頭先と重なるのは後者だけだ。
而家
ji4 gaa1
頭先
tau4 sin1
啱啱
ngaam1 ngaam1
「陣間」に独立項目はない。等陣の参照リストにこの三字が出て、そのページ自体は開かない。to-jyutping は zan6 gaan1 を返す。辞書にある隣は等陣 dang2 zan6 で、一つの意味は少し後、もう一つは少し待ってくれ、である。一陣は jat1 zan6、別に jat1 zan2 もあり、分単位で測れる短い時間を指す。三つとも「あとで」に近いが、長さも調子も同じではない。家陣 gaa1 zan2 は「今」に戻る。粤典は、今この瞬間に何をすべきか、すべきでないかを強調するときに使う、と書く。
今朝は gam1 ziu1 で、近義は今早。今日は gam1 jat6 と gam1 mat6 が並ぶ。晏晝は aan3 zau3 で、正午、ときには日が暮れるまでを含む。to-jyutping は「晏」に別に ngaan3 を出す。語彙項目が使っているのは ng のない aan3 で、街で聞こえる形と一致する。今晚は gam1 maan5 と gam1 maan1 が並び、例文は maan1 を使っている。
今朝
gam1 ziu1
晏晝
aan3 zau3
今晚
gam1 maan5
聽日は明日で ting1 jat6。ここの聽は ting1 だ。「聞こえる」の聽には to-jyutping が別に teng1 を出していて、この語には移せない。聽朝は ting1 ziu1 で、説明そのものが聽日の朝だと書く。前日 cin4 jat6 は尋日の前日、後日 hau6 jat6 は聽日の翌日である。
年の声調はもっと細かい。今年は gam1 nin4 と gam1 nin2 の両方を収め、例文は nin2 を使う。舊年は gau6 nin2 だけが見える。出年は ceot1 nin2 で、近義に明年とある。配語「等到出年」の英語説明は、カレンダーが翌年になることだけではなく、しばらく待たされる、という意味だ。
聽日
ting1 jat6
出年
ceot1 nin2
舊年
gau6 nin2
診療の予約をずらすときによく出るのは聽朝と聽日で、診所にある。台風信号の日の数え方は天気を見る。
出典
粤拼は変換ツールと同じ CanCLID to-jyutping で、音声は音節ごとに一つの mp3 です。粤典と音が違うところは、本文に両方の読みを書いてあります。