飲茶:点心紙で読み誤りやすい音
粤典は飲茶の茶楼の意味を早市と午市に限る。蝦餃と燒賣に独立項目はなく、腸粉・炸兩・普洱は読みが一つに定まらない。
粤典の「飲茶」は意味が二つで、読みはどちらも jam2 caa4 だ。一つは茶を飲むこと。もう一つは茶楼で食事をすることで、説明は早市か午市の点心に限っている。夜の茶楼を何と呼ぶかは、この項目には書いてない。
飲茶
jam2 caa4
注文をずらすのは餃と賣だ。粤典に「蝦餃」「燒賣」の独立項目はなく、その URL は見つからないページに戻る。CanCLID to-jyutping は haa1 gaau2、siu1 maai2 を返す。「賣」の動詞項目は maai6 だけで、意味は売ること。料理名の maai2 は変換器が付けた変調で、粤典は燒賣のために別項を立てていない。この一皿は maai2。売買の話に戻るときは maai6。
蝦餃
haa1 gaau2
燒賣
siu1 maai2
項目があるものは項目に従う。叉燒包は caa1 siu1 baau1。窓に下がった叉燒は燒味で、蒸籠の包子とは別の注文になる。窓側は燒味で扱う。奶黃包と奶皇包は同一項目で naai5 wong4 baau1。蛋撻は daan6 taat1 で、撻は -t で閉じる。糯米雞は no6 mai5 gai1。同じ項目の例文は、珍珠雞を糯米雞の小さい版だと書いていて、読みは zan1 zyu1 gai1。店の点心紙がこの文と違えば、紙の側を見る。辞書が引き受けているのは、この区別だけだ。
腸粉は coeng2 fan2。配語の「布拉腸」bou3 laai1 coeng2 fan2 は、英語釈義が handmade rice noodle rolls で、手で引いた皮を指す。機械の蒸し盤から出る薄い皮は、この配語の外にある。一字の「腸」の第一条も coeng2 で、to-jyutping は別に coeng4 を出す。注文は語彙項目の coeng2 に合わせる。
炸兩は「炸兩」と「炸両」の両方を収め、zaa3 loeng2 と zaa3 loeng5 が並ぶ。説明は油条を腸粉で包んで切ったもので、粥の店にはたいていある、と注記がある。再生は zaa3 loeng2。
蘿蔔糕は lo4 baak6 gou1。中国語の説明は原料を白蘿蔔とし、煎っても蒸してもよいと書く。英語釈義は Chinese turnip cake のままである。英語の turnip は、ふつう別の植物を指す。メニューの英語名は長く残っているが、注文の言葉は蘿蔔糕だ。蔔は入声の baak6。
腸粉
coeng2 fan2
炸兩
zaa3 loeng2
蘿蔔糕
lo4 baak6 gou1
普洱は一つの項目に pou2 lei2、bou2 lei2、pou2 nei2、bou2 nei2 が並び、例文は pou2 lei2 を使っている。pou2 ji5 はない。菊普、斟茶、一盅兩件、馬拉糕、鳳爪に独立項目はない。to-jyutping は順に guk1 pou2、zam1 caa4、jat1 zung1 loeng5 gin6、maa5 laai1 gou1、fung6 zaau2。一盅兩件の兩は変調の loeng5 だ。茶楼では一壺と点心二種の意味で今も使う。その理解は粤典の定義ではない。
壺が空になったら蓋を片側に開けると、店員が継いでくれることが多い。注いでもらったときは、箸を置かず指で卓を軽く叩く。どちらも茶楼で見かける習慣で、項目には入っていない。街の茶楼は今は点心紙がほとんどだ。ワゴンは古い店とホテルの中華料理の一部に残る。その店がどちらかは、行ってみないと分からない。
普洱
pou2 lei2
一盅兩件
jat1 zung1 loeng5 gin6
出典
粤拼は変換ツールと同じ CanCLID to-jyutping で、音声は音節ごとに一つの mp3 です。粤典と音が違うところは、本文に両方の読みを書いてあります。